2008
09/08
狙って・・・
釣行記 / comment : 6 / trackback : 0
いきなり頭の痛い話だが、今年も「来年度の受注予定」なるものの提出期限が訪れた。
まだ頭の中がようやく夏休みモードから脱出したばかりで、早いな?って思うけど、考えてみると今年も残り三ヵ月半。企業は来年の事を考えるのが当たり前の時期に来ている。
ちなみに僕の業界は“過去の実績”なんてもんが全く参考にならないほど、悲惨な状況。
それでも目安になる物が無いので、実績を元に提出するしかない・・・まぁ、完璧に無理だろうな。
あぁ〜ぁ・・・って、ネガティブに考えたからってどうなるもんでもない。
体が健康であればなんとかなるもんさ・・・こんな風だから女房にはいつも「しったげ楽天家」って言われる。
そういえば今年は(今年も?)海のほうも「過去の実績」ってのが微妙に合わない事が多くなっているらしく、友人の話では各地(県外含む)で去年とうって変わり、絶不調って所が多いみたい。
男鹿磯も同様で、大量のバーサーフィーバーが未だに続く。以前はこんなに居た記憶が無いのだが・・・
対して、唯一絶好調なのが船川。特に最近の沖堤は凄い事になっているらしい。
特に自然がどうこういう話しじゃないと思うけど、海も毎年違うもんなんだな・・・年々極端になってきている気も少々するが。
まぁ、これに関しても自分がどうこう考えたからってどうにかなるもんじゃない。
自然のサイクルに合わせていくのが釣り。今年はサバの当たり年なんだろ・・・って、毎年こうだったりして。んでもアジだろうがサバだろうが海が豊かなのは良い事だ。
やはりこっちでも「しったげ楽天家」だ。
頑固者でMで楽天家?・・・なんちゅー変な人間だ。
まぁ、いいか。
当日ものんびりと海風を訪れた。
兄が仕事の手を休め、連日好調な沖堤の話などを聞かせてくれる。
「んで、きしさん今日はどさいぐの?」
「う〜んと、戸賀で団子」
「ん?磯で団子?」
兄の表情が「ピクッ」と変わった(反応した)のを僕は見逃さなかった。
「うん、団子でメジナ。メジナだよ」←ポイントへコマセを投入♪
「・・・ほぉ・・・メジナねぇ」
しめしめ、予想通りだ。もう少しで落ちるぞ。
「あまりブログには書いていないけどね、結構デカイのが釣れるんだよなぁ、メジナ」←雰囲気を察し、潮目にもう1杯コマセ
「・・・ふぅ〜ん・・・いいなぁ」
「さてと、そろそろ行こうかなぁ。メ・ジ・ナを釣りに」←仕掛けに“張り”を入れ誘いかける
「いや、待った・・・俺もいぐ(笑)」←アワセ!!乗った!
ふっふっふ。作戦成功♪
彼は言わずと知れたフカセの達人であり、団子も握るとは聞いていたけど本当に乗ってくるとは思わなかった(笑)
でも話していると、フカセと同様に釣るまでのイメージ、プロセスを自分なりにしっかりと持っている。
何の釣りをしてもそうなんだけど、そんな風にしっかりとイメージを持っている所はさすが。
ルアーにしたって、ただ投げてるだけじゃない。前に話を聞いたけど、僕なんかとは別次元のイメージを持っている。
そうであるが故に何の釣りでも楽しめるのだろう。彼の人柄も含めての「懐の広さ」ってのはこの辺にある。
戸賀へ着くと釣り人は誰もおらず、磯は貸しきり状態。
笑顔の江畑船長と雑談しながら北へ向かった。目指すは前回行った周辺のサバ地帯。厳しい方が楽しいからね。
準備をして釣りを始めた。
「あまり投げれなくてなぁ」「いい加減団子だから(笑)」
なんていってる割にはしっかりと投げてるし、形になっている。
狙い処もきっちり定めて投げているのはさすが。
んでも・・・
「ビュッ!!」
「おっ・・・なんだ、ベラか」
「ビュッ!!」
「ベラだな・・・。」
「ビュッ!!」
「・・・またベラか。」
「ビュッ!!」
「・・・・・」
お互いに、正に一投一尾のペースでベラを釣る。ダブルヒットも何度もあり、初めは「なんだかベラすげぇ〜っすな(笑)」って笑いながらやってたんだけどね。
でも、さすがに40尾を越えた辺りから「こんなはずじゃ・・・やばい(苦笑)」
前回に引き続き「豊かな海(笑)」
しかし凄いね。最終的に二人合わせて150匹程度釣るんだけど(笑)ベラってこんなに居るんだ。
おもしれぇ・・・じゃなくて、そろそろ何とかせねば。
ここはメジナの魚影は抜群に濃いポイント。居ないって事は考えられない。
当日は北風のウネリが強く分かり辛かったが、ウキの位置を工夫したりテンションを抜いたり掛けたりして色々やってみると、永易ウキが次第に表現を始めてくれた。
なんだ・・・俺が下手だっただけか。
ようやくタイミングを掴み、20cmチョイだけど1尾目を釣る。
恐らくこのサイズのグレが相当数居るのだろう。ほんで、これらがどうも餌を離してしまう感じ。そのまま流すとベラ。
水深は竿2.5本以上あったけど、ウキをSS(低浮力)に変え、針もグレの4号に変える。
途中、フグが増えた時間帯があったものの、ようやく何となくだけど分かった気が。。。
団子もまずかったなぁ。どうも頭に「メジナ」ってのがあったので、意識しないまでも普段よりは〆が甘かったんだろう。アミエビも多すぎた。
2時過ぎから2セット目の団子をガッツリ締めたら、魚が落ち着いたというかアタリが分かり易くなった。
やはり普段と違う事をすれば駄目。対象がグレであっても基本は“締め”なんだなぁ。
さて、兄はといえば・・・
そんなな厳しい中でも、しっかりと自分のスタイルと眼で攻略する。
こっちは色んな情報を元にやっとこさ釣ってんのに「あそこで食いそうだ」「あのサラシの切れ目で」なんて感じで釣ってしまう。
やっぱ“釣り”が上手いなぁ・・・う〜ん、感心。
ふぅ、今日も楽しく遊んだぞ。
本場では「邪道」って言われるかも知れないけど、狙ってみると意外と難しく面白い。
もっと大きなメジナを釣るために、試したい事もまだあるしね。
何かしら「これだ」って物が見えてくると、更に面白い事になるだろうなぁ。
来年からはこの時期の磯で、真剣に狙ってみよっと。
さて、今週からは忙しくなるぞ。
仕事じゃないけど(笑)
コメント
投稿 : なべ|2008-09-08
その日は加茂も貸し切りでしたよ(^O^)
ベラなんかタモで掬えましたし…
で、その日の午後。
船川防波堤にて
ダンゴ初挑戦いたしました(^-^)/
見よう見まね?本で見た通りにやった。
つもりですが、ダンゴの瞬時崩壊…
割れずに沈みっ放し… タナ合わない…
投げてニクい…
悪戦苦闘の2時間の末に黒1枚の釣果を出すことができました(^O^)/
いろいろ聴きたいコトもあるので今度レクチャーして下さいm(u_u)m
追伸
新品のリールが砂を噛んで途中で嫌になりました…
投稿 : なか|2008-09-08
今晩はきし様。
ようやく明日団子釣りに行けます。うれし〜い!(^^)!
きっと釣れるよ。しかも数釣りできるって。(と、自分に暗示をかけている)
土曜日にも大学病院の某Drと夜釣りに行きました。散々でした。デジカメはなくなるし、電気ウキは2本も壊れるし、いきなりハリスは切られるでいいことなしでした。でもいい引きだけは竿に感じましたよ!明日はバラシなしで結果を出してきます。残念ですね同行できなくて。また今度機会を見つけて行きましょう。
投稿 : バカ旦那|2008-09-08
バーサー退治の次はベラッチ退治っすか?。
相変わらず忙しそうですね〜(笑)。
当日の一番の大物は兄でしたね?(爆)。
投稿 : きし|2008-09-11
>なべちゃん
まいどっす!
友ちゃんから聞きましたが、あの後から団子に行ってたとは(笑)
なかなか面白いっしょ?
是非とも一緒に行きましょう(^^)
んで、リール。
やはり紀州釣りは糠&砂がリールに噛んでしまうのでトラブルの原因になります。
慣れてくると気の使い方が判るのですが、グリースの塗り方でも多少は対処できます。
ま、その辺も含めて後ほど!
投稿 : きし|2008-09-11
>なかさん
9日は楽しめましたか?
そろそろハイシーズン到来ですね。
今回は残念でしたが、またの連絡お待ちしています。
ようやく引越し終わりました・・・足腰がボロボロ(^^;
何故か胃も痛いし・・・。
んでも海行くと不思議と治るんだよなぁ〜(爆)
ありがとうございました。
投稿 : きし|2008-09-11
>若
いやぁ・・・男鹿の海は豊かで敵が多すぎる。
しかも年々確実に増えてる(笑)
次は何を退治して欲しいですか?(^^;
やっと落ち着きましたので遊びに来てくださいね。
ビールとアオリ持参での訪問、心からお待ちしています(笑)