2008
09/24
永易組がやって来た
釣行記 / comment : 2 / trackback : 0
9月21日に行われる大会に合わせて、全国各地から仲間が秋田へ大集合した。
紀州釣りの大会は本場関西以外で開催された事例が無いそうで、少しでも盛り上げようという仲間達のありがたい気持ちから、今回の大集合となった。
空路で秋田入りする者、徹夜走行で秋田入りする者・・・みな距離感が変で、いや本当に釣りと海を愛し、仲間が大好きな素晴らしき連中なのである。
永易さんの釣り、人柄に賛同し、数年前に結成された永易組。
ここ北の果て秋田に大集合!
まずは18日の関西最終便で永易さんと湯本さん(以後、バクさん)が秋田空港に到着した。
永易さんとは1週間ぶり(笑)だけど、バクさんとは初対面。
とても愉快で豪快な方とは聞いていたけど、どうも初対面は苦手?らしく、哲さんから「バクさんのそんな姿は貴重ですわ!!(笑)」と連絡が来ていた。
「あ、どうも、湯本です・・・」
「あ、どうも、きしです・・・」
本当だ。緊張している(笑)って、僕も緊張していたけどね。
それでも我が家へ着いてご飯を食べていると緊張も解れたのか、すっかり女房と意気投合!
大笑いのうちに、なんだかんだでまたもや深夜になってしまった。
翌朝は4時に起床・・・あれ?バクさんがもう既に着替えて準備ok!
「眠くないですか?笑」
「きしさん、もうビンビンですわ!笑」と言いながらキャップまで被って腕をブンブン振り回していた。
二時間も寝てないのにね・笑
車で移動の仲間が少々遅れるとの事で、バクさんと永易さんは先に沖堤へ行ってもらい、海風で仲間の到着を待つ。
程なくして関東組の、マケさん、たーちさん、ふくさんが静岡は沼津から到着。
続けてお馴染みの梶さん、大阪から哲さん、なおさんが到着。
これで全員集合。まずはひと安心。
何より梶さんの車・・・いや、梶さん自体が心配だったから(笑)
やはりと言うのか、地元のくせに関東で「右へ・・・」と言ってるナビに反抗して左へ曲ったらしい。なんで逆らうねん(笑)
「えぇ〜もう釣りに行ってんのかいな」「いっつもやん!」「師匠は人を待つって事を知らんがな!(笑)」と、多少のブーイング(笑)はあったが、僕らも永易さんを追いかけて沖堤へ向かった。
堤防へ上がり、しばらくはワイワイガヤガヤ・・・大笑いの漫才劇場へ変わる。
まぁ、哲さん、なおさん、バクさんのトークが面白いの何のって。
永易さんも普段は営業トークが多いけど、あんな面白い人だとは思わなかった。
何かもう今日は釣りしなくても良いような気分にもなったけど、一応皆さんへ釣り場の特徴を伝え、各々釣りを始める事にした。
さて、僕は何処でやろうかな・・・と、ウロウロしていると「ズバッッッ!!!」と凄い音。
見ると、隣で噂には聞いていたバクさんの大遠投!!
これには船上で見ていた和兄や父さんも度肝を抜かれたのだが、大迫力のオーバースローで軽々と40m先へ。
「ほぉわぁぁぁぁぁぁ・・・こりゃすげぇぇぇ」しばらくの間、開いた口が閉まらなかった。
フカセでも上手な方の大遠投には驚くが、そんなもんじゃない。
弾丸ライナーで40mだよ?まぁ、これには翌日の大会参加者も度肝を抜かれることになる。
「そんなに投げて釣れんの?」って読者が居ると思うけど・・・・
こうしてしかりとアタリを出し、初めての釣り場で尺オーバーを引きずり出す。
さすが・・・本場!
んでも周りからまたもや突込みが入る。
「湯本二等兵は今日もえらい投げますなぁ〜」
「君はそんなに投げんと釣れへんの?(笑)」
「きしさんが、80m投げんと釣れへんゆーから嫌々投げてんねん(笑)」
まぁ、こんな感じで常に笑いが絶えない。
海は先週からの不調を完璧に引きずっており、エサトリの反応すら一定しない厳しい状況。
でも永易さんを始め、徐々に魚を引きずり出す。
本日の竿頭となったフクさん。
釣り雑誌「チヌ倶楽部」の連載を執筆している彼は、静岡県の沼津をホームとするFreedom Eastのリーダー。
久しぶりに見たけど相変わらず丁寧な釣りで、状況の判断が素晴らしい。
この人と釣りしていると、自分の適当さが嫌になる(笑)
お?・・・6尾目。すげぇ・・・。
隣に居るたーちさんは、僕より年下なんだけど、どっしりとした風格がある。
んでも、思った以上に優しいオジサン(笑)でした。
釣りもやはり丁寧で僕より遥かに上手。リズムを掴んだようで、次々と釣り始めた。
写真は哲さん。
バクさんと並んで、組では永易さんに次ぐ実力者・・・だけど1番愉快な人でもある。
永易さんとの「ボケ突っ込み合い」はむっちゃ面白い。永易さんという人を見る目が変わってしまった(笑)
この方の状況判断も・・・僕には理解できないハイレベル。
手前が、なおさん、奥が梶さん。
なおさんは、永易組屈指のギャンブラー。いつも優しい彼は、哲&なおきの漫才コンビでも有名。
MFG優勝経験や大会上位入賞経験を何度も持ち、相当の実力はあると思うんだけど・・・今日は釣ったアジでアオリイカとのんびり戯れていた。
一見すると「大会?まぁ、楽しければいいね」って感じ。
南紀の兄者が話していたけど「奴は常人には無い別の意味での強さを持っている」
この「別の意味の強さ」に翌日は度肝を抜かれる事になる。ま、それは次編で。
梶さんは・・・説明するまでもないが(笑)
今日も絶好調。
「おっおっ、チヌがたくさんおるぅぅ・・・おっおっ?イカやイカ。イッカヤァ〜あっはっは」
「あっあっ、しまった。なんで?だってさぁ、こうなったら普通○△凹ε・・・あっはっは」
なおさん「あ〜かじさん!うるさいわい!!」
「あ〜っはっは。あ!いかんいかん!あれぇぇぇぇ!また根がかりや!」
「だ・か・ら、うるさいわい!(笑)」
「しかし根がかり多いポイントだなぁ。よし、今日は団子が割れる前に仕掛け回収だ。わっはっは」
「そりゃいい案だ・・・って、どないして釣るねん!!」
・・・確かに前よりパワーアップしてうるさいかも(笑)
今度は新品のハリスを海に落としていた(笑)
まぁ、相変わらず賑やかで安心だ。
話しかけてるのかヒトリゴトなのか・・・これが彼のリズムなのである。
翌日は永易さんの側で竿出したそうなんだけど、話しかけられたと思って、三度アタリを見逃したらしい。あはは、恐るべしカジ師匠。
そんなこんなで、釣りというよりは笑っている間に日が沈もうとしていた。
楽しすぎて1秒1秒が勿体無く感じ、でもとても大切で貴重な思い出の時間。
こんな気持ちになった事あるかい?
やはり釣りは魚も大切だけれども、人と向き合う事が最も大事であり楽しい。
温泉に入ってから家に戻り大宴会が始まる。
息子達も皆の事を覚えており「あ、ダンゴマンだ!」とマケさんにしがみついたり。
三男君も人見知りせず、仲間に次々に抱かれてご機嫌。
明日の大会参加の地元若手コンビ「なっち師匠」&「よ〜じ君」も飛び入り参加。
差し入れのアナゴ、アオリイカはしったげ美味しくて皆さん大絶賛。
そして予想通り、我が家は漫才会場へ変わる。
特にバクさん大活躍。もう、本当にこの方は面白すぎる。
そのガッシリした風貌と関西弁のトークで、タクシーの運ちゃんに「釣瓶さんでか?」と言われたらしい(笑)
明日は釣りって事を、皆さん忘れてんじゃないのかなと思うくらいに飲んで笑って・・・楽しい時が過ぎていく。
「やべっ!寝る時間無いですわ(笑)少しでも寝ますか」
って事で、階段上からソファー、子供部屋、廊下、我が家の床という床アチコチに大の大人がゴロゴロと転がって寝た。
ふぅ。こっちも寝るか。
何だか笑い疲れたのも久しぶり・・・面白かったなぁ。
凄くて楽しくて素敵な仲間達との初日が終った。
さて、明日はいよいよ大会本番だ。
コメント
投稿 : some|2008-09-24
え?誰、この人、と写真を見て首をかしげた。
まさかかじさん?
家内を呼んで「おい、この人かじさんだよな」と確認する。
太ったんじゃないの?かなり。(笑)
まけさんは、老けたなあ〜、これまた。
以下はたーちさんを除いて印象は変わらないけどね。
ただ、てっちゃんはリバウンドで元に戻るんじゃないか、と期待してるんだけど
スリムなままだな。(笑)
啓さんは相変わらず黒いし。
ばくさんも変わらない。豪快でしょ、あの人。
投稿 : きし|2008-09-25
>someさん
梶さんねぇ(笑)
その上、帽子取ったらなんと「反省カット」
子供達も驚いてました(笑)
マケさんは髭剃ったらスリムになってましたよ。
まぁ、みな同じ数だけ歳食ったって事で。優さんも40歳でしょ?(笑)
どんどん高齢化していく永易組。
僕もスリムなうちに南紀に行きたいなぁ。
someさんも現状維持に努めてください(笑)
はぁ・・・頭の中がまだ釣りモード。重症ゃ・・・