2009
09/07

冬への備え

釣行記 / comment : 8 / trackback : 0

短い夏の間、時間をみつけては山へ入り・・・

何日もかけて割った薪を車へ積み込み

家の軒下へ積む。

ふぅ、今年もこれで準備完了。

延べ一週間はかかったかな・・・。

結構大変な作業だけど、苦にはならない。
自然の中で、朝から晩まで・・・
冬に向けて、色々な想いを頭に浮かばせながら、ひたすら薪を割る。

この場所で、この空気を吸いながら薪を割っている時は
不思議と現社会の嫌な事など頭に入り込まない・・・というか、入る隙間がなくなるのだ。
海に居るときと一緒の気分なのである。

あ、川ガニの父さんだ！
いつも“川ガニ”をくれるから“川ガニのトウ”と呼んでいる。

「おぅ、きしさん！今日も頑張るなぁ！最近、ザッコ釣れでだが？（笑）」
「ザッコでねってば（笑）んだども昨日はダメだったぁ。サバ、しゅんでくて」

名前すら知らない人が多いが、山の牛舎へ来る年配の方々ともすっかり仲良くなり・・・
川蟹や川魚、珍しい山菜や、畑のたい肥、丸太椅子を貰ったり。
皆、自然の中で、自然の恵みで暮らしている素晴らしい人々なのだ。

きっかけは、「たい肥」を貰うために、農協の人から親方を紹介してもらっただけなんだけど、すっかり家族ぐるみでの付き合いになっている。
これからもずっと付き合いは続いていくであろう。

ここに居る時、海と同じ様な気分になれるのは・・・そうか、加茂の漁村の暖かい老人達と雰囲気が似てるからなのかもね。

「サバ？いいねが、最高だねが！食べるから持って来てけれ（笑）」
「え？食うの？サバで良かったら1000匹でも（笑）」

そうそう、昨日は本当にきつかった・・・

いつもの通り、加茂から沖磯へ行ったんだけどね。

始めに上がったのが、阿治ヶ島。

もう長い付き合いだから、雰囲気で分かるんだな。あの魚の雰囲気が。
水色が良かろうが、潮が良かろうが、今日はもう島に上がった瞬間から
「やばい、今日は無理だ」

一投目から、着水とほぼ同時にウキが横っ走り。

今年はもう少し大丈夫かな？と思ったが、甘かった。

釣りにならず・・・

苦笑いのヒロ兄が次に連れて行ってくれたのは、門前沖の「おんべ」

この島はとても広く、釣り座も多いから少しは何とかなるかな？
と思ったが、奴らには通用しない。

バッカンを持って島を何度と走り回った事か・・・サバ逃れ釣法。
しかし何処を釣っても、サバの裏を突いて、反対の陸向きへ走って行っても・・・
必ず1分以内に奴らは大挙する。

陸向き 沖向き サラシ先ィ〜♪

サバコナーズ〜♪

見えないアミ〜戸 沖磯用！

あったら売れるべなぁ・・・。

それでも最近多用している「0号大遠投」で、何とかボーズは逃れた。

こんなサイズを５尾で終了。

あ、アオリイカの子も沢山いたね。まだ釣るには早いだろうけど・・・サバに追い回されでだっけ。
サバは最強だなぁ。

ちなみに、昨日の晩御飯。

前にヒロ兄からおすそ分けしてもらったイ貝と、鯛の切り身、グレの切り身を、我が家で採れたトマトで煮込んだもの。

イタリア風・・・料理名は忘れた（笑）

定番、鯵のタタキ。

これも我が家で採れたオオバとネギを使用。

エサトリだろうが何だろうが、釣れたての魚、新鮮な野菜は最高に美味いのだ。

サバも次回は持って帰ろうかな。女房の頭に「スペシャルなサバ料理」が思い浮かんだらしい。
これで美味しかったら、頑張ってサバ100尾釣るっす！
「今日はサバだ！」って向かえば意外と楽しいかもね・・・いや、やはりどう考えても飽きるか。

美味しかったら、作り方もここで紹介しますね。

当日、船川でもサバが酷かったらしく、団子まで割られたそうだ。
そんな話を聞くと燃えて来るんだよなぁ。

サバよ！今度は紀州釣りで勝負だ。割れるもんなら割ってみろ！

って割られたりしてなぁ・・・奴らは最強だから。あ〜こわこわっ。