2009
11/13
冬の顔
釣行記 / comment : 13 / trackback : 0
我が家のインフル騒動も、三男君への感染という最悪の事態はまのがれ・・・徐々に終息。
それでも部屋に2人を隔離し、食事を持って行ったり着替えや洗濯を手伝ったり。
その間、時間を見つけては寝ずに試験勉強。
そして、日曜の朝4時に車で仙台へ向かい・・・答案用紙を見ながら悶絶。
帰りは事故渋滞にも巻き込まれて、自宅へ戻ったのは夜の10時近かった。
はぁ・・・本当に疲れた。
何だか気が張っていて、寝ようにも眠れない。
ウトウトとしていると朝を迎えてしまった。
外は予報どおりの大雨である。けっこうな強さの冷たい雨の中、家を出た。
え?何処へって?もちろん海だ。
疲れてないかって? もちろん、しんたげ疲れている。
え?なに?バカ?・・・そう、今更だけどそんな男なのだ。
「あ〜めあ〜め降ぅれフレ、もぉっと〜ふれぇ〜♪私のいい人ぉ釣れてこいぃ〜」
そういえばこの前、テレビに八代亜紀が出てたっけなぁ。
もう60歳というのに、なんとも若い。時間が止まっているようだ。
「ガォガォガォ・・・ン」と、海風へ着いた。
「あ〜ら、きしさん。今日はお休みかしら?また仕事中?笑」
「おはようさんです。今日はちゃんと休んで来たっすよ(笑)」
海風のヨーコさん。彼女の周りも時間が止まっている。
とてもキンちゃんと同じ歳とは思えない(失礼・笑)
店では、とても礼儀正しくナイスガイなコーサカ君と雑談。
今日は兄とメジナの練習へ行くそうだ。
ウキやその他の小物?も自作するらしく、その情熱といったら我々を凌ぐものが感じられる。
情熱こそが才能。
将来が楽しみだね。そのまんまでゆっくりと大きく・・・
兄とコーサカ君が先に加茂へ向かい、僕と友和君もそれを追った。
このメンツでこの予報・・・と思いきや、雨はすっかり上がり、薄日が覗く絶好の釣り日和となった。
後で聞いたのだが、どうやら秋田市内や他の地区は大雨で、男鹿だけ降らなかったらしい。
ま、そんな事も偶にはないとね。
ヒロ兄ィに・・・
「インフル治ったなが?あんまり近づくな(笑)」
なんて、からかわれながら上黒へ。
でも、もの凄いフグだったので、ロクに釣りもせずにさっさと小桟橋へ磯替えしてもらった。
我慢すればいずれメジナが沸くだろうけど、こんな疲れきった体には少し酷だ。
おぉぉ・・・何だか冬の海だなぁ。
友和君にこの島の○秘ポイントと攻め方を詳しく解説してもらい、釣りを始めた。
それにしても、彼は何でも知っている。小さい根や沈み根の位置も全て頭に入っているようだ。
「友ちゃんさぁ、加茂で上がった事が無い島ってある?」
「ん?ない。」
「だよね(笑)」
僕は“42歳になっても成長を続けるオヤジ”と最近は言われているらしいが(笑)
それは、こうして良き仲間でもあり親友でもあり、そして師匠でもある彼らのお陰なのである。
ブン投げると、一投目からコッパが釣れてきた。
こりゃ今日は楽に釣れんのかな?なんて思いきや、瞬く間に大量のエサトリが出現。
「久しぶり!ワーーーイ」と言わんばかりにどんどん湧いてくる。
「あぁぁぁ・・・しゅんでエサトリ。」
体調万全であれば、この程度ならアノ手やコノ手で攻めまくるんだけど、今日はどうにも体と脳が反応しない。
もう真鯛の仕掛けに替え、遠方にある沈み根に向かって延々と流す・・・時折座りながら。
「エサトリ・・・サトエリ。サトエリが“こんにちは、きしさんお疲れさま♪”だったら嬉しいんだけどなぁ」
「今日、小桟橋へ行ったらサトエリいだっけ・・・絶対にありえん。おっ?何か釣れだ?」
50mも沖で掛けたから「おっ?」と思ったけど、そんなんでもなかった。
でもこの位のサイズが僕には丁度良いんだろうな。
食べて美味し、釣って楽し・・・何よりも切られんし。
その後も座りながら遠投・・・ウトウトで釣りを続ける。
友和君はいきなり3号の道糸をブッ飛ばされたが(あれは87cmだろう・笑)その後は鯛の気配が薄れ・・・
遠投の1本半で、コッパや偶にこんなのが釣れてくる。
その後、潮が変わると全く反応なし。スズメとタナゴは相変わらず凄いけどね。
ヒロ兄ィが再びやって来た。
「小ワレさ行ってみっがぁ、三度目の正直で(笑)」
「おぅ、いぐいぐ」
超久しぶりの小ワレ島。
数年前に来た時も疲れきっていて、水汲もうとして頭から海さマグレだ記憶がある。
今日も気をつけねば(笑)
予想したフグもそんなにきつくはなく、やはりサトエリ・・・いや、エサトリはスズメとタナビラ、タナゴ。
メジナも居るんだろうけど・・・深そうだなぁ。お?
さすがぁ。
こっちは、少し投げるとエサが残り・・・チャリコ連発。
手〜足を10尾も釣ったところで3時になった。
さて、そろそろ仕舞うか。
ま、晩飯分は釣れたしゆっくり釣り出来たし・・・明日からまた頑張れるな。
余ったコマセと生オキアミを少々多めに蒔き、仕掛けを遠投する。
「う〜ん、きしさん・・・エサトリの動き・・・変」
「え?んだすか?こっちはよく分からんけど・・・ん?あれ?」
ズバッ!!!とウキが視界から消える。
アワセと同時に、またもや頭突きでもする勢いで磯際へ猛突進!!
それはもう、凄まじいスピード。リールを巻くのが追いつかへんし・・・。
「うぉりゃぁぁ!!!」
って、少々抵抗してきたけど、際からいきなり方向を沖に変え、更にスピードアップして・・・
「ブゥロロロロロロロロ!!!!バッチン!!」
あららら・・・またやったか。今回は道糸からブッチである。
直後に前を通り過ぎた金竜丸のマコさんに「きしさん、またやられたの(笑)」って感じで笑われる始末。
だってねぇ・・・取れんだもん。一応、ベストを尽くして頑張ってはいるんだけど(笑)
重さは相当な物だったけど、あの尋常では無いスピード。
もしかすればワラサだったかもね。
・・・いや、サトエリ似の人魚か?それだったらもっと必死に頑張っ、いや、泳いででも・・・いや、すまん。疲れているもんで。
ま、いいや。
さて、お約束の1発もあったし。今日もおもしぇがった。
海は冬の顔。
そろそろ黒鯛も恋しくなってきたな。
コメント
投稿 : power|2009-11-14
試験も終わり、いよいよ釣り再開だすな^^
うらやますぃぃ〜〜
おいらは、男鹿から戻ったあと
ロッド・リールを予備も含めて全てメーカーにオーバーホールに出しましたので
行きたくても行けない状況を作り勉強に励んでる?つもりです(爆
実際のところ、勉強じゃなく他の事で大忙しですが・・・。
男鹿から帰宅した後、右手首に見慣れ無いコブが出現!
医者に診てもらったら、「ガングリオンです!」と言われました。
ガングリオンとは関節の潤滑油的存在の物質が飛び出てきた事をいうそうな・・・。
原因はずばり使いすぎだそうです(爆
つまりダンゴの握りすぎによるもの・・・・・
でもやっぱり
釣りいきてぇぇぇぇぇ〜
男鹿いきてぇぇぇぇぇ〜
投稿 : 魚心|2009-11-14
おつかれさまですm(__)m
過酷な状況(仕事・家庭)だったすねぇ〜(∞A;)
・・・そろそろ試験が終わった頃かな?って思ってますたよ(。・ω・)
しかしっ・・・過労MAXでの、このイイ釣りですから・・・
男鹿に癒され事と感じるっフ、。。。
俺っちも・・・こんな素晴らしい男鹿に行きたいのですが・・・
只今、○○計画書やら予算書やらで・・・重過度勤務(ノД`)シクシク
来週?・・・いやっ、今直ぐに男鹿に行きたいっすp(´⌒`。Q)
投稿 : なか|2009-11-14
おはようございます。
何事も順調なようでうらやましいです。
私はと言えば、なんとかいけそうになかった釣行もやりくりしたと
思ったら天気が邪魔して大ちゃんとの釣行も中止となってしまい皆の
釣果を見てため息をついている次第です。
いいな〜 うらやましいな〜と見てるだけです。
私もいきたいな〜 結果出したいな〜
投稿 : センド|2009-11-14
いやいや、笑ってませんて(笑
サトエリ釣り上げたら半身分けてください^^
投稿 : きし|2009-11-16
>powerさん
お?ガングリオンですか(^^)
そりゃ団子師の勲章ですから大事にしてくださいませ(笑)
男鹿はだいぶ水温も低下しました。
団子は春までお預けかな。
んでも、船川は6月から団子いけると思いますんで
また来年いらして下さいね。
それまで我慢×4(笑)
投稿 : きし|2009-11-16
>魚心さん
お疲れ様ですm(_ _)m
忙しそうですねぇ。
んでも我々の業界は今が暇だと終ってますから(^^;
お互い、何とか乗り切りましょうね。
仙台で電話しようかなぁ〜とも思いましたが・・・
ま、来年もまた受けに行くと思うし(爆)
男鹿はもうちょっとでハイシーズン突入。
まだエサトリたくさんいだっす(^^)
予定が決まれば連絡くださいね。
へいちゃんはもちろん、ナイスガイ潮風さんも来ないかな?(^^)
楽しみにまってますm(_ _)m
投稿 : きし|2009-11-16
>なかさん
それにしても時化ますねぇ。
特に大会といえば必ずや時化る。
特に釣研(^^; なんででしょうね?
ま、魚に対してももそうですけど、自然に人間が合わせるのが釣りですから・・・
今後は地磯も視野に入れて楽しみましょうね。
元気出しましょ(^^)
投稿 : きし|2009-11-16
>チヌ和どん
今回も色々とお世話になりました。
いつも良い場所に入れてもらって教えてもらってm(_ _)m
しかし眠かったね(^^;
最後はマジで海さ引っ張られるどごだった(笑)
何か、今年は相性良くない?鵜ノ崎からずっと(^^)
来年もこうだといいなぁ。
今週は行けませんが、よろしくお願いします。
ハタハタ前にサボってもう一回行こうね(^^)
投稿 : きし|2009-11-16
>センドさま
いや、朝から「まだやられに来たがぁ〜(笑)」
って言われて、いやな予感はしてたんだけど・・・まさか今週もとはね(笑)
サトエリ・・・僕の後でよければあげます(爆)
ああ、そうそう。
バタバタして、この前のお礼も言わずm(_ _)mでした。
皆さん大喜び。
またやりますんでよろしくお願いします(^^)
投稿 : 大ちゃん|2009-11-16
試験!おつかれっした。
疲れた次の日も、元気に???海へ!
年末は、ガンガン行くッスよ〜〜〜多分・・・笑
きしさんのマダイは、多分・・・86.5だったと思うッスよ^^
投稿 : power|2009-11-19
前回の男鹿遠征で水温低下してもダンゴで釣る事が可能であろう
秘策のダンゴの作り方を見つけたのです!
正確に言うと、以前1回だけ作ったことがあるんですが偶然出来たため
作り方を覚えて無かったんですが、それをまた偶然作ってしまったのです!
その配合もしっかりと今度は記憶したので今度は狙って作れるようになったのです!
では、水温低下時(冬場〜初春にかけて)のダンゴとは何?
それは着水した後、一旦浮いてくるダンゴなのです!
浮いた後、煙幕を作りながらゆっくりと沈むダンゴです!
もちろん、ダンゴは小さくし、着底する寸前若しくは途中で割れる様にするのです!
これで、フカセ釣りと同様に付け餌とコマセの同調が可能になるというわけです^^
来春、これで結果が出たら報告しますねぇ^^
投稿 : きし|2009-11-19
>大ちゃん
お互いにこの時期は忙しいけど、何とか乗り切ろうね。
今週は毎日朝の7時に会社を出て大館の現場。
しかも経費削減で毎日日帰り(^^;
年末は一緒できるといいですねぇ。
そういや、大ちゃんとも久しく竿並べてないし。
真鯛は86.1(笑)
しばらくこのネタで引っ張れそうだね(笑)
投稿 : きし|2009-11-19
>power
沈んでから再浮上するなんて・・・凄いですね(^^;
ま、ヌカの使い方なんでしょうけれども。
確かに、男鹿はちょっと特殊かもしれません。
マッハだと、重く感じる事があるんですねぇ〜
報告、楽しみにしていますm(_ _)m