2011
09/14
腕が鳴る?
釣行記 / comment : 4 / trackback : 0
40歳を過ぎるとガタガタと来るとはよく言うが、今年の夏は自分の尻も拭けないほどの腰痛に見舞われ、その後は激しい肩凝り。
そして先週からは右腕のシビレが取れず、箸を持つのも苦痛な重い痛みが続いた。
職業病?といえばそれまでなんだけど、何とも情けない話である。
ようやく掴んだ久々の休日。
団子を諦め、これまた久しぶりのホーム加茂磯へ行く事にした。
連日痛みで寝苦しい上、変に頭痛もしてテンション低かったが、隣に止まっていた車の方から
「いつもブログ見てます」と言われ、単純な自分は頭痛も何処かへ・・・嬉しい事だすな。
連日続いた時化で加茂でも船が出れず、何処でも良かったのだが秋に良型グレの事績が高い福舘島へ下りる。
「いでっ、いでででで・・・」を連発しながら重い荷物を先端まで運び、久しぶりの海を見ながらのんびりする。
はぁ、竿持つのも辛いだろうな。
「久々の磯!腕が鳴るぜぇ~」
・・・何て言えるはずもなく。
まぁ、別の意味で腕は悲鳴を上げて鳴ってるんだけどね。
しかし何で「腕が鳴る」って言うんだろ。
別に鳴ってる訳でもないのに。
「きしさん!おはようございます!」
「うぉっ!びっくりしたぁ(笑)」
君ならば沖磯まで歩いて来そうだな。
しかも彼の場合は「腕が鳴る」ではなく「足が鳴る」のだろう。
地磯スペシャリストの利部君。
前にも何度か書いたが、おそらくは男鹿でNo.1の健脚。
考えられんような体力と情熱の持ち主である。
沖磯はあたり前だけど海に阻まれて行けないが、陸続きであれば彼に行けない場所は無い。
しかし、相変わらずいい笑顔だな。
久し振りに会ったので、近況や「NDC」に関しての質問を浴びせる。
「野○○・・・」だが?
「違いますって!(大笑)」
教えてくれよ、駆動くん(笑)
1時間も経ったかな。ようやく竿を「いででで・・・」と持ち、お互いに釣りを始めた。
向かい風になる北向きは、相変わらず夏を引きづった様に小アジがワヤワヤと。
でも南向きはそうでもなく、コマセに反応した青い魚がちらっと見えた。
1投目で、コマセに反応していたコッパを釣る。
これは行けるか?
と思ったのもつかの間、今度は1~2ヒロまでワヤワヤとチャリコ(10cm程度)が群がり釣りにならなくなる。
こんな小さな鯛でも、群がるとグレの気配はなくなる。
・・・こりゃ小アジを相手にしたほうが良さそうだな。
釣り座を向かい風の北向きへ変える。
南の船着きで「うぉ~」と雄たけび。
彼はやり取りの最中も満面の笑顔。
何か懐かしいな・・・昔を思い出す。
見事な尺グレ。
大遠投の2ヒロで食わせたそうな。
この潮、鯛の気配を見ると、普通は重めの仕掛けで中層~底を狙ってしまうだろう。
それを我慢しての浅棚遠投。
随分と上達したもんだ。
北向きは上潮が風で当ててきていた。
一見すると釣り辛そうなんだが、これはコマセの入れ方で、少しの間でも際付近に小鯵の群れを引き付けることができる。
ウキを0に、ハリス3ヒロ+G6をセット。
鰺の外側から仕掛けを入れ、際付近でコマセに合わせると・・・
う~ん。ま、20cmはあるからG杯ではキープサイズだ。
同じ要領で続ける。
ま、いいか。20cmはあるだろう。
しかし、この後、このサイズが延々と続く。
これはちょいとサイズアップ。
少し沈めてみるか。
カラマン棒付近にG5を打ち、馴染ませてから沈めて探ると・・・・ガシン!!!
「イタタタタ・・・・」
竿を伸され気味にやり取り。
「きしさん!大丈夫っすか!デカイんじゃ??!」
「いや、なんも。肩痛いだけだ(苦笑)」
これは30弱のサンバソウ。
男鹿でもこのサイズが増えてきたね。
昼過ぎ。ようやくグレらしき餌の取られ方が出てきた。
全く見えないけどね。
それでもなかなか乗らんので、ハリスを1.2号に落とし、針は「かかりすぎグレ」の4番。
これでようやく・・・
ここから連発したのだが、何故か浮かせてから外れる。
35cmクラスは勿体なかったな。
単に食いが渋いんだろう。
ふぅ、そろそろ止めようかな。肩も腕も限界だ。ビリビリ痺れる。
でも、そんな時に限ってエサトリの反応が変になる。
・・・う~む。何か入ったな。
裏では利部君が35cm級のイナダを掛けていた。
こっちも青物かな?
変なのが掛ったら大変だ。もう止めよう・・・ウォッ!!!
いきなり竿をひったくられた。
「あわわわわ、イナダ??」
それにしても強烈。しかも陸の根に向かって突進していく。
何とか止めると、今度は下にも突っ込もうとする。
「あだだだだだだ、肩が、痛い」
ハリスは1.2号。たぶんこれで切れるだろう・・・と思ったのだが、東レの「スーパーL・EX」がここぞとばかりに踏ん張りを見せる。
今度は左に走り始める。相変わらず猛烈に。
根に突っ込んだ事から「もしかして?」と思ったが、これで完全に青物だろうと確信。
しかし随分と強烈なイナダ?だなぁ。
北の先端船付きでいったん止めたのだが、今度は南の根に向かって突進。
島を竿を持って「ワイワイ」と騒ぎながら走りまくる(笑)
根に何度も突進を繰り返す。これは切れるだろう、もういいや・・・でも切れない。
ようやくタモに収まった暴れん坊の正体は・・・
50オーバーのヒラマサ。
飛島では友人が釣ったのを見たが、自身では初めて。
しかし・・・なんとも迷惑な青物だ。
背骨までやられそうだ。あぁ、痛かった。
引きは60後半の真鯛より強烈なのに、単純な引っ張り合いなら切れないもんだね。
もちろんハリスと道糸ははズタズタで使えなくなったけど。
直結の強度良し、竿の角度?バランス?が良かったのかな?分らんけど。
・・・ちと嬉しくなる。
「やったすなぁ」と利部君。
その後も70クラス?のヒラマサがウロウロしたいたが、もう嫌(笑)
「利部君、こっちに仕掛け入れてみ?」
「いやだっす!だって俺の竿0号だすよ(笑)」
「いいがら入れれ!」
「いや、いっす!(笑)」
二人して満面の笑顔で加茂を後にした。
はぁ、しかし腕いてっ。
腕が痛いって何なんだべ?小山田先生。
船川カップまで治ると良いんだけどね。
コメント
投稿 : なか |2011-09-14
きしさんそれってやばいすよ~。
もしかしたら、頚椎ヘルニアかも?やさしいのでは、肩腱板炎かな?ブスコバン注射で一時しのぎはできますが、私はどちらも手術をしましたよ。腱板炎は、簡単な手術ですが、ダンゴは投げられなくなりました。ヘルニアだと足が上がらなくなりますし、手もしびれてきます。手術は大変です。大事でないことを祈ります。
などとすこしは、ビビらせますが、もしそのような気配がありましたら連絡をください。
投稿 : 若旦那|2011-09-16
その肩はやっぱ70センチのヒラマサ掛ければ治ったかもしれないっすよ(笑)
おいらの腰といい、お互いに体に気をつけないといけない歳になったんだすな^^;
投稿 : きし|2011-09-16
>なかさん
ご心配どうもです(^^)
んでも首には来てないからヘルニアではなさそうですね。
それと、日中はそうでもなくなりました。
なぜか夜と朝に痛む・・・。
あまりビビらせないで下さい(笑)
落ち着いたら病院行きますよ。
どうにもこうにも・・・体が3つ欲しいです(^^;
投稿 : きし|2011-09-16
>若
竿も背骨も粉砕ですって(笑)
この歳になると、運動が体に良い!って訳でもなくなるんですね。
右肩、右腕なんで、明らかに薪割が要因かと(^^;
あの魚。
次回の若に掛かりますように(祈)
・・・(笑)