2012
07/24

2012年 ～初夏～

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今までの梅雨季といえば、思い浮かぶのが、ジメジメシトシトと降り続く小雨、アジサイ、カタツムリ・・・。

好きな季節ではないにしろ、風情があってなかなか良いもんだった。

でも、先の九州豪雨や、北京での集中豪雨。
風情なんてもんじゃないよね。一気にあれだもんなぁ。
仕事でも真剣に話題になりつつあるのだが、「未曽有」や「想定外」なんて言い方はもう止めるべき時期に来ているのかもしれない。
被災者サイドから見ると、単なる言い訳にしか聞こえない・・・釣りでバラシた時には良い言葉だけどね。

僕の住んでる秋田の海も？？な感じらしく、夏の風物詩「サザエ漁」もパッとせず、6月に某所でホッケが釣れたり。
これも数々の気象記録を塗り替えた爆弾低気圧の影響をまだ引っ張ってるのかな。
どうも、自然のキャパシティー自体が小さくなって来ているような感じも受けるよね。

そんな色んな心配をしつつ、久々に時間を上手に作り、仲間と連れ立って加茂磯へ。
もちろん狙いは青い目をしたアイツである。

ＭＱワタちゃん＆山ちゃんの最強コンビと共に、これまた久しぶりに暗いうちに渡礁した。
島に上がるなり、二人は蚊とブヨの猛攻を受けて大騒ぎ。ハハハ・・・頑張って。

そうそう、僕の体は変なのか血が不味いのか知らんけど、蚊は一切気にならず。
刺されて「かゆいぃぃぃ！！！！」なんて事は幼き頃から記憶がない。
生まれつき、体が「夏磯仕様」なのである。うらやましいべ？（笑）

さて、ＭＦＧの時にあれだけ居た「小フグ」が居なくなる筈がない。
今日も覚悟の上である。
まずは三人で足下におそるおそる「ポチョン♪」

・・・シーン。

「きしさん、奴らまだ気が付いてないっすね」
「うん、時間の問題かと思うけど。」

再び「ポチョン♪」

・・・シーン。

「あれ？？」
「バシャン！！」

・・・シーン。

「うわぁぁぁ、フグおらへん・・・」

まぁ、タナゴや小アジは見えるものの、10万匹は居ただろうフグが皆無。
何日の何時から何処へ大移動したのか・・・本当に不思議であり、逆の事を思うと恐ろしい。
Ｇ杯予選の時だけは勘弁して欲しいよね、おぉ～恐ろしい。

ただ、経験上なんだけど、今時期エサトリが少ない時ってのは「爆」か「付きっぱなし」どちらかの両極端が多い。
海が直ぐに飽和状態になってしまうとでもいうのかな・・・。

朝イチは小アジやウマズラが少々邪魔をする程度で、少し投げてやるとチャリコが適度に釣れてくる。
グレの雰囲気は全くなし。

ワタちゃんも山ちゃんも良型チャリコをバンバン釣り上げる。

んでも予想通り、日も完全に高く上った8時を過ぎると・・・3人とも放置状態。
あ、ワタちゃんは得体の知れん奴にハリスを飛ばされたけどね。

こんなんも釣ってるし。フッキングが素晴らしい（笑）

さてどうする・・・このエリアにグレが居ないはずはない。
久しぶりにワクワク感がジワジワと湧いてくる。
魚が全く見えないため、とりあえず経験上の引き出しをアレコレと出し入れ。

・・・が、全く反応なし。この辺がまだまだ浅いよなぁ、俺。

「少ないエサトリ・・・沖へ行かない・・・まてよ？」

試しに、どのエリアまでエサトリが出るのかをコマセを打って再確認する。
15ｍ付近まで行くと「ワ～イ♪」って感じに際へ戻る。

「あの辺かねぇ、たぶん」

思いついたのは、紀州釣りでよくあるパターンなのだが「他魚が近辺で口を使わないとチヌも食わん」ってケース。
それはボラでありアジの場合もある。

少ないコマセでエサトリを10ｍチョイまで出し、そのチョイ先へノーシンカー＋長ハリスの仕掛けを入れる。

しかしやはり無反応・・・う～む。

でも、なんか雰囲気的にはこれのような気がするんだけどな。
もうひと工夫というと・・・ハリの位置か？
仕掛けはそのままで、振込みに工夫を加える。

そして、ようやく答えが出た。

「グゥ～ン」と左右に突っ込みを見せながら走る、グレ独特の動き。

ふぅ、やりぃ。
間違ってなければ連発するかな。

それが珍しく正解だったみたいで、その後に2連発・・・そして嬉しすぎてライントラブル（笑）

やれやれ、仕掛けを1から作り直しだ。

相変わらず使えん奴だ・・・んでも面白かったな、今のは。

要は、潮が行ってない状況でハリスを張れば、仕掛けが立つ前にコマセから外れる。
かといって、ガンガン追いコマセを打って無理やり合わせても、食いっ毛が殆どないから付け餌が残る。
少ないコマセで合わせるには・・・釣り東北6月号参照ｗ

でも再開後、海が激変する。
今度は50ｃｍもありそうな巨大サヨリがうねるように集まりだした。
こうなるとかなり厄介な状況。

ジンタンを入れると、たまにこんなんも釣れたけど・・・

ポツポツと拾うも、完全な突破口を見つけられないまま・・・終了を迎えた。

でも面白かったな。

ガンガン釣りまくるのも面白いけど、今日みたいな組合わせた"プロセス"が大事な釣りも面白い。

さて、次回はどう海が変わっているのか・・・楽しみだ。

前日に友人が上がった島なんだけど、やはり綺麗に掃除されていた。
んでＭＱコンビも・・・

島を一生懸命ブラシでこすり過ぎて、ブラシが海へ落ちたけど
無事に取り戻してこの笑顔。

キャパが落ちかけてる自然。

そう考えると・・・なおさら、ね。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

週末は、秋田駅へ三男君とある人を迎えに。

4年ぶりかな？その方と、久しぶりの再会を果たす。
この方との出会いがなければ、今頃何をしていたかな・・・自分。

僕が通販で最初に買ったのが2004年だったか・・・。

せっせと独りで毎週海へ向かい、磯では白い目で見られ・・・・

堤防では「兄さん、固く握り過ぎだ！それじゃ釣れん！」と指導され

何処へ言っても「飛ばんウキだな！」と言われ。

でも今ではね、船川エリアでは9割はアノうき・・・なんか、感無量。

その「ある人」とは、マルキューインストラクター＆紀州マッハの生みの親でもある、永易啓裕氏である。

16日に開催される「紀州釣り講習会」

将来、秋田の紀州釣りを一緒に盛り上げてくれるであろう、大切な仲間の、戸嶋君、タゲさん、和泉君が企画してくれたイベントである。

講師が僕なんだけど、それをさらに盛り上げてくれるべく、北陸地方でのイベントついでにわざわざ秋田まで足を運んでくれたのだ。

我が家泊まってもらったんだけど、長旅でお疲れなのに毎度の如く酔っぱらってすみません。

毎回だけど・・・反省。でも、次も自信ない（笑）

講習会当日。

前日の豪雨にも関わらず、十数名の参加者が早朝から海風に集結。
店の中で基本的な事を説明させて頂き、40分ほどで講習前半が終了。
時折、素晴らしいタイミングで笑い（突っ込み）を入れてくれる友和君に感謝。
彼とも長い付き合いだけど、本当によく分かってらっしゃる・・・ありがとう。

心配した雨も上がり、講習会後半の実釣に向けて1キロ堤防へ出航。

ここでは、基本的な事も含め、今まで培った経験も交えながら皆さんに伝える。
必死に話したつもりだけど、終わってから「あ、あれいうの忘れた」「あ、これ伝え方が足らんかった・・・」
なんて気持ちが沸々とわいて来た・・・が。

こりゃ一生忘れられんだろうな、昔の僕と同じように。

1投ごとに「おぉぉぉぉぉ・・・」と歓声が上がる。

ふぅ、良かったな。開催して。

発起人の３名の方はもちろんの事、参加してくれた皆さん、本当にありがとう。
そして、福島から来てくれたハギさん、ありがとう。
面白かったね、この勢いで船川カップへ・・・。

土曜日に永易さんが我が家へ来てくれて、日曜日は釣り場巡りと販売店へのご挨拶。
そして講習会。終わると同時に久しぶりに経験する強烈な睡魔が・・・。
それでも夜は懲りずに飲んだけど（笑）流石に8時前にはダウン。

やはり気疲れもあったのかな。

永易さんは女房と語ってたみたいで（笑）毎日遅くまですみませんでした。

※※※ お　ま　け　※※※

ようやく疲れが取れた先週末。

半ば無理やりの出場なのだが

「秋田県高校対抗シニアサッカー大会」へ参戦。

こう見えても、小学校～高校～秋田市内リーグ（1部）～県リーグ（2部）～フットサルリーグ・・・

サッカー歴は25年を超えるのである。

・・・といってもピッチに立つのは7年ぶり。

「まぁ、何とかなるべ」って安易な気持ちで試合が始まったのだが、岩の上での生活が長すぎたのか・・・走れるはずがない、蹴れるはずもない、現実は甘くない。

「パパ、転んでたねぇ」と痛烈な一言を三男君から浴びせられ・・・散々な1日だった。
帰りの運転もままならず、マジで代行を呼ぼうかと。何せクラッチが踏めん！（笑）

ルアーの達人として知られる、船○タ○ヤ君も秋商ＯＢで参加してらっけ(^_^)
まぁ、彼は僕とはレベルが違う選手だからなぁ、余裕たっぷりだ。
ちなみに、全国３位になった時の正キーパーである。
当時は何処へ蹴っても入る気がしなかった。

でも歳なんだからお互いに気を付けようね。来年からは飛ばないように。
君も代行呼ばないと帰れなくなるよ（笑）

さて、仕事もひと段落したし。

来週からは何して遊ぶかな・・・筋肉痛が取れればの話だが。
下半身が別人のようだ。

歳を取ると筋肉痛が数日後に来るって本当だね。