2012
07/31
梅雨明け
釣行記 / comment : 9 / trackback : 0
東北地方が梅雨明けした。
暑くて短い夏の始まりである。
これから1ヶ月は「あぁぁ、暑い・・・」を何度となく連発する日が続くのだろうけど、冬よりは断然いい。
「いつになったら春が来るのか・・・」って待ち侘びる冬は辛いもんだ。
ビールも旨いし、魚は魚種を問わなければ沢山いるし、祭りや花火は頻繁に行われるし、何よりも世の中の雰囲気が明るいのがいい。
僕が良く行く釣具屋さんでも、家族連れやアベック(死語か?)も増え、活気に満ち溢れる季節でもある。
でも、磯はそうでもないか・・・正に「過酷」なシーズンの始まりでもある。
その過酷が実に楽しくて今日(こんにち)に至るのだが、あの湿度、暑さ、大量の虫(ブヨ・蚊)の中で、しかも相手が大量のエサトリ。
何故かって?そりゃMだからってのは、ありきたりの回答だけど、こんな釣りをあと何年楽しめるのだろうか・・・なんて変な事を最近は考えてしまう。
そう言いつつ、棺桶の直前まで竿持ってるかも知れんけどね。いや、そんな感じなんだろうな、たぶん。
さて、先週末は、そんな過酷な磯へ、久しぶりの単独釣行。
お客さんは僕一人。「他の船も含めて誰か来たら行こうか」なんてヒロ兄と世間話をしていたら40分も経ったので、とりあえずダラダラと様子を見ながら出船。
朝から湿度が高く不快極まりない感じだったのだが、海へ出るとそんな気持ちも吹き飛んでいた。
磯へ上がると大量のブヨが待ち構えていたが、前回も書いたように僕には関係ない。
「刺すなら勝手にどうぞ」って感じに気兼ねなくルンルン♪と準備を始める。
まだ少し暗いうち、試しに海へコマセを入れると「バシャバシャ」ともの凄い水音が。
すかさずタモ網を入れてみると、1/3くらい小鯵が入った。
「うわぁ、今日の相手はオマエラか」
と覚悟したのだが、明るくなると1匹も見当たらず・・・やはり今年は妙だ。
タナゴとフグは際に結構居るのだが、何故か沖へ出ず。
潮は早くもなく、フラフラと北へ・・・どうしようかなぁ、仕掛け替えようかなぁ。
ちなみに、1.5号ハリス10mの0cウキ。いわゆる「1000釣法」
悩んでいたら「ズバッ!!ギギギギギィィ」
「あらら、やっぱ来ちゃったよ・・・やばっ」
でもそんなに大きくはなく、早いには早いんだけど「モワッ」と浮いてきた。
60cmは無いだろうな・・・ブチッ♪あららら??
痛恨のチモト切れ。あぁぁ、勿体ない・・・。
でも雰囲気的にまだ居そう。鯛に失礼がないよう、タックルを上げる。
といっても、手持ちMAXは1.75号+2号ハリスなんだけどね。
買っても滅多に使わんからなぁ・・・3号ラインとかは。仕方がない。
数分後、ウキを抑え込むような当り・・・だが入らない。チヌか?
誘う・・・グイッ!おっ??
もう少し強く誘う・・・グイッ!!オッ?!グイッ、ズイッ!!オッ?グギィィィィィ!!!!!!
そりゃもう、久しぶりに味わう猛烈な引き。
しかもラインがベールの変なとこに挟まったらしく、ラインが出ずに海へ引っ張られそうになった。
慌てふためき指を挟めながら何とか外しラインを出すものの、ベールが変形して「バン、バン、ブン!」とラインローラー?から外れる。
「なんてこった」と、相変わらずのやり取りだったのだが・・・
最後は「ブォォォォォ!!!ン!!」とパワーアップして行ってしまった。
いやいや、舐めてた訳じゃないけど凄いのが居るもんだね、ふぅ・・・70じゃきかんだろ、あれ。
あぁぁぁ・・・なんかリールも変だ。
気を取直してリール交換&仕掛けを作り直して再開するも、あっという間に一面が巨大サヨリだらけになっていた。
この辺も、やはり海が遅れてるのかな?
例年は6月から7月初旬のパターンなんだけどね。
「まだ鯛居るか?」と思い、重い仕掛けで通すも、チャリコが釣れてきたので1.25号+1号ハリスと、いつものスタイルへ戻す。
ここからが本番。
昨年の秋もそうだったのだが、こうも大量に居ると、ある意味アジより厄介なエサトリかもしれない。
アジはある程度コマセで誘導できるけど、サヨリはとにかく潮の効くエリアにはどんなに遠投しようが群がる。
秋口は手前がアジやタナゴ、スズメで沖がサヨリなんて、上手く分かれる時は釣り易いのだが、今日は手前から沖まで一面がサヨリ。
しかも、サヨリもあれだけ群れると、中~小型のグレの棚は非常に深くなり活性も下がる傾向にある。
また、今年の特徴として、サヨリの棚が表層~2ヒロまでと深い。
これが最も厄介かも。
こんな時は意外と潮が効かない地磯周りが良い時が多いのだが、今日は潮通しの良い独立磯。
高級な40cmクラスも多かったので、とりあえず「サヨリマシーン」と化し、30本も釣って飽きたところで当て潮方向へ大遠投。
仕掛けは張らず、ウキと針がなるべく同地点へ落ちるように・・・コマセは着水後、5秒・・・いや、早い・・・7秒・・・10秒後に被せる。
これから5連チャン。
サイズは出なかったけどね・・・。まぁ、それでもこうして、厳しい時にある程度攻略できた時がグレ釣りの最も面白い時。
釣るまでのプロセスが何よりも面白い。
終始、潮がダラダラとアチコチへ変化する状況だったので、リリースを含めて20尾くらい。
いつもとは逆の「悪い潮」を探して仕掛けを入れ続けた1日だった。
連続で残った時は、ジンタンを入れ立ち気味で沈めると・・・
こんなんも。サイズ的には「夏チヌ」の35cmクラス。
うん、今日も面白かった。
翌日は、夏休み満喫中の三男君を連れて船川港へ。
泥水が抜けきらず、あまり釣れてない状況だったけど・・・
20cm後半のアイナメ。
アタリをきちんと理解して釣った事がエライ(親バカ・笑)
20年後も覚えているといいな・・・。
家に帰り、久しぶりにウキの潮抜き。
写真の倍のウキを風呂にも入れたんだけど、女房の怒りで強制撤収。
「洗面所でやれぇぇぇ!」(笑)
でもこれって、浮力の確認が出来て面白い。
皆さんご存じの通り、同じ0ウキでも浮力が違う。
レギュラー陣を理解しているだけで、迷う事無く使うことが出来る。
残浮力って、結構迷いますよね。
僕が主に使うのは、ソルブレ、大知ウキ、Fロジック、釣研。
ちなみに、大知ウキの0の残浮力は、ソルブレの0αよりチョイ下。
ソルブレの00は、エキスパートグレと同等・・・などなど。
あくまでも、僕の手持ちでの話です。
それに加え、製品やサイズでも変わりますし、経年変化、針の重量も影響しますよね。
暑い夜、ぬる目のお風呂で、皆さんもいかがでしょうか。
きっと・・・楽しいおふ・・・いや、怒られるでしょう(笑)
コメント
投稿 : チヌ和|2012-07-31
おはよう(^_^)
次の日はサヨリさんいなくて釣りやすかったみたいでした。
岸さんサヨリ全部釣ったかな??(爆)
メジナ釣りたいなぁ♪
岩の上に上がりたいなぁ。
今年まだ1回しか磯上がってないや(笑)
なるちゃん可愛いよね(^_^)
久々見たら成長してたね。
でかくなってたし!当たり前か(笑)
岸さんダンゴやろうか(爆)
投稿 : きし|2012-07-31
>チヌ和さん
あぁ、サヨリは全部釣ったかな(笑)
家族共々、いつもお世話になっております。
借りた竿のおかげでナルも釣れました♪
しかし・・・釣りで竿忘れる父親って、なんやねん(爆)
長女見に、うちにも遊びに来てくださいね。
女房が飲みたがってますんで。
僕は早々に寝ると思いますが(笑)
団子は次回から本格始動(^^)
後ほど、大会要項持って行きますのでよろしくお願いします。
投稿 : Anonymous|2012-08-01
おはようございます。
高校野球も終わり一息、ここに来てついにダウン。
疲れがピークにきて動けなくなってしまいました。
しかも、月始め。請求業務が始まるし、竿灯だしお盆だしうーん辛い。
こんなときは、夜釣りが一番なんだけど足が動かない。
投稿 : なか|2012-08-01
ネームを入れ忘れて送信してしまった。
回路が飛んでいる。
投稿 : ワタル|2012-08-01
お疲れ様です(●^o^●)
しっかし今年の夏は暑い
というフレーズを毎年叫んでいる自分(笑)
先週はマリーナで2回目で初のクロダイゲットしちゃいましたー(^O^)/
20センチのピヌですけど4匹(笑)
要領が大体わかってきました(*^_^*)
11日もマリーナに、にぎにぎしに行きます!!
彼女もいないんで夏休み、毎日暇してるのでいつでもしごかれます(爆)
投稿 : きし|2012-08-02
>なかさん
無理しないで、少し涼しくなってから活動しましょう(笑)
しかし暑いっすね。
投稿 : きし|2012-08-02
>わたるくん
うん、夏は毎年暑いもんだ(笑)
ほぉ、釣ったか。
永易さんが「彼は次回釣るよ」って予言したからなぁ。
「大体わかった」か、よし、しごいでやる(爆)
そうだなぁ。14日~17日のどれか。
後で連絡します。
乳によろしく(笑)
投稿 : チヌ松|2012-08-04
賑やかで楽しそうな釣りでしたね~~
それにしても、たまーに食ってくるモンスター赤・・・
どーやったら取れるんですかね??
投稿 : きし|2012-08-06
>チヌ松くん
>どーやったら取れるんですかね??
いや、すまんが我々には縁のない話だ(笑)
ミスター浅野へ聞いてくらさい(^^;