2012
09/20

始動・・・

釣行記 / comment : 12 / trackback : 0

空が高く感じられるようになった。

秋田県での観測記録を塗り替えた今年の夏も、もう少しか。
自分的にはそんなに暑く感じなかったんだよね。
気のせいなのか・・・歳のせいなのか。

でも、やはり異常に暑かったのは事実らしく、未だに海水温は27度台を推移している。
例年であれば、これは8月中旬の水温。
なのにエサトリは比較的大人しく、何故かチヌや真鯛は高活性。

そして肝心のグレに関しては、これまた何故かコッパの数が少ない。

加茂のヒロ兄も、こんな年は記憶にないそうだ。
暑くてエサトリもダラケてんのかねぇ・・・とすれば、水温が下がり始める月末が少し怖い。

今年の秋は難しいかもね、グレ釣り。

そんなんでも、昔の僕みたいに、気温が何度であろうが毎週の様に磯へ足を運ぶ若者もいる。
しかも土日の両日だ。

前にも書いたけど、基本「地磯マン」の利部くん。
流石に気温35度ともなれば渡船を利用するのだが、30度までなら崖を降りる。
15キロもの荷物を背負って、直角とも言える難所を30分も掛けて降りていく・・・考えられん。
恐らく前世は、日本一の飛脚なんだろう。

この健脚と釣りに対する情熱は、恐らく東北No.1。
当然、メキメキと腕も上げている。先日は釣り負けたし（笑）
（ごめん、写真消えてた）

まだ20台後半だったかな・・・楽しみだなぁ、将来が。

そして先日の事。
磯釣り歴4年ながらも、こちらもドップリとグレ釣りの魅力に嵌った若者が加茂にいるとの事で、チヌ和先生を誘って女泣き島へ向かった。

「寿司屋の若旦那」こと、ヨシツグ君。

まぁ、彼も熱い男である。
仕事中でもメールが止まらなくなることもしばし（笑）

まずは状況を伺うと、朝一はチャリコラッシュ・・・のち、フグ＆シマシマとの事。
確かにエサトリは見えるけど・・・

ここでチヌ和くんが、説明をしながら杓を手に取り、ポンポンとリズム良くコマセを打つ。

そして見事に魚が分かれ、スポットが出来る。
仕事が多忙なため今年は磯が2回目とは言うが、相変わらずだ。

その後、同じようなリズムでやってもらうが、やはり今年は厳しい。
食っても良いような感じなんだが・・・。

まぁ、ウンチクは何とでも言えるので、とりあえず僕も釣らなきゃ。
３０分もワイワイと雑談した後、仕掛けを作り釣り開始。
彼の竿も振ったし、状況は大体把握できていたので、久々にいつものパイロットとは違う仕掛けでスタート。

1投目から3ヒロでチャリコ。

2投目・・・同じ棚でチャリコ。

3投目・・・2ヒロ半でチャリコ。

考え方は色々あるかと思うけど、恐らく今年はこのチャリコが1つのヒントかもね。

投げると残るし、際には少なからずタナゴ、サンバソウ、フグが居る。

要はウキに反応が出て魚が食ってくる棚、エリアで、変化感じながらグレを待つ。
居ないはずは無い。
コッパはともかく、30弱までのグレならあの程度のチャリコにはビビらない筈。

ん？

チヌ和先生は今日も好調だ（笑）
スタイルの違いなんだけど、彼には僕が真似出来ないことがまだまだ多々ある。
今日は、はっきりは分からなかったけど、根や際の上にエサを置き、ハングから食い上がる魚を釣るような感じに見えた。
ありゃ出来ん。
ただ、大会でもそうなんだけど、自分のスタイルを信じて崩さないようにする事が昨年からの目標でもある。
大分での二試合目は、少なからずとも崩れちゃったからね・・・。

僕にも大小のチヌが釣れた。

そして、相変わらず1投1尾でチャリコ。

だが、コマセも効いて来たし、恐らくはこの棚付近で変化を加えれば・・・

怪しいアタリでエサが連続で取られた。
チャリコは確実に食ってくるし、投入点にフグや鯵の気配はない。
20ｃｍほど棚を上げ、針を３番に落とすと・・・

ふぅ。

その後、30を切るサイズを同じような手法で釣る。
しかし・・・厳しいな。
でも、何だか納得。そんなに間違っては居ないのだろう。
浅場の状況も見てみたかったため、昼前に道具を仕舞い、移動する事に。

じゃぁね、ヨシツグ君。
たくさん悩めよ（笑）

向かった先は、漁港からほど近い「長岩」
島周辺が3ヒロ前後、根に囲まれた浅場のグレポイントである。

しかし、ある程度予想はしていたのだが、はるか沖までスケスケである。
こりゃ更に厳しいかな。

僕が北の船着き、チヌ和くんが南に陣取り竿を出す。

・・・こちらもエサトリの活性すら悪い。

あれ？何やってんだ？

開始直後、彼が何だか竿を曲げて格闘している。

近寄ってみると、これには久々に大笑い・・・というか、何とも彼らしい（笑）

「これこれ兄さん、使い方間違ってると思いますがいかが？（大笑）」

「はっはっは、んだがらな。枠組むの忘れだった（笑）」

「ジャーーン」と40オーバーの立派なチヌである。

見えたのかな？まぁ、相変わらず呆れる男である。
それが何とも楽しいんだけどね。

その後、スケスケながらも小チヌが連発したり、チャリコも相変わらずワヤワヤ。
そんな中でコッパを3度ほど掛けるも、全て針が外れる。
中～良型は別として、やはりコッパはチヌやチャリが多いとビビるのかね。

早めに竿をたたみ、久しぶりにアオリイカを狙ってみる。
んで、ここでも圧倒的な差を見せつけられ、いきなり3杯釣られる（笑）

帰りの船でも、ヒロ兄から「きし君はイカ釣れねぇべがら、俺が釣っておいた（笑）」
と3杯もらった。ありがとう。

しかしねぇ、僕の中ではグレよりイカの方が難しいのだが。

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そんな楽しい1日だったのだが、帰ると1歳の長女が高熱を出していた。
・・・そして入院。
久しぶりの「主夫」生活が始まる。
３息子だからねぇ・・・分かる？この大変さ。
でも、随分と慣れたなぁ。自分で言うのもなんだが、素晴らしい手際の良さ。
恐らくは「主夫」部門では秋田県代表になれるだろう（笑）

過酷な日々を過ごし、そうして土曜日は三男君が待ちに待った運動会。

若奥さんに囲まれ、道具の手伝いや荷物運びを終え、いよいよ50ｍ走が始まった。

誰かさんに似て？自信満々だった彼だったが・・・スタートでつまずく。
本番に弱いところも似てしまったか。

・・・が、後半グングンと追い上げ、1位でゴール。

ま、これ以上書くと親バカになるんで。
でも嬉しかったな。

そして、ようやく長女の具合も良くなって昨日には退院。

ふぅ、疲れたな・・・。

さて、あまり時間も無いしゆっくりもしていらねない。

色んな面でモチベーションを上げて行かねば。