2014
04/30
2014年の春
釣行記 / comment : 0 / trackback : 0
桜も満開。
開花を待ち望んでいた過去とは違い、自分の気持ちを追い越してしまったような咲き方。
こちらの心の準備が整う前に春が来てしまったような感じ。
しかし疲れた冬だったな。
原因不明の左腕全体の"腫れ"に始まり、右足の痺れ、風邪の症状が無いのに高熱が続いたり・・・。
「病は気から」と良く言うが、恐らくはそんな感じが大きいのだろう。もちろん、少しだけ業務が落ち着いたこの時期に、しっかり病院に行って検査もするけどね。長生きせねば。
そんな感じで迎えた春だったが・・・
大きくなったなぁ・・・そして老けたなぁ(苦笑)
入学式に訪れる父兄も若いのなんのって。PTAはエステにでも行ってから行かねば(笑)
ようやく休みが取れそうな26日の土曜日。
気持ち的にもアイドリングの状態で、金曜日の夕方から準備に取り掛かった。
入道は例年通り釣れてるみたいで、戸賀はボチボチ。加茂はまだ釣れていないみたい。
「さて、何処へ行こうかなぁ」って時に、絶妙のタイミングでヒロ兄からメール。
内容はともかく「おいで?」的な雰囲気の内容だったので、ホーム加茂磯に決定。
ま、恐らくは昨年同様の感じだろうな・・・アイテムを追加して床へ入る。
久し振りに暗いうちに起き、未だ頭に浮かぶ仕事の心配を払拭しながら男鹿へ向かう。
道中、明らかに釣師と思われる車と何度となく並走したが、加茂漁港へ着くと自分独りであった。
眠そうに起きてきたヒロ兄と久しぶりの雑談を楽しみ・・・ゆっくりと沖へ向かう。
「どさいぐ?」
「ん?浅ければ何処でも」
「う~ん、へば舞台の手前さ行くが」
「げっ!もしかして・・・△のあそこ?」
「なんもなんも(笑)もう少し手前だ」
「△」とは、以前に渡った、寝ながらタモ入れした島のことである。いきなりあそこは辛い。
降りた磯は、芦ノ倉の地磯。
冬は山を下りて来たことがあるが、渡船では初めての場所である。
加茂に通って20年近くになるけど、まだ渡ってない磯もあるんだな・・・なんか新鮮。
水色も聞いた話ほど酷くはなく、バケツに汲んだ水も、正に春を思わせる様な感触だった。
「12°はあるかなぁ。」
潮も、右側にある大きなワンド(砂浜)から釣り座の前を通り、左沖へ。理想的な感じではある。が、恐らくは・・・。
開始数投こそオキアミが無傷で戻って来たが、日が高くなるにつれて餌が残る事は皆無。
棚を上げ、少しの反応に合わせてみると・・・
やはりな。偶に針も取られることから、フグフグも少なからず居る。
場所によって差はあるだろうが、本当にオールシーズンフィッシュになってしまったなぁ、タナゴは。
潮が効いているため、仕掛けを始めとした様々な手を打ってみたけど・・・そもそもチヌの活性がまだ低いと思われ、ちと無理っぽい感じ。
ずだそうが遠投しようが、仕掛けを重くしようが釣れてくるのはタナゴとフグ。
では・・・
僕も以前はそうだったけど、今時期のチヌは、腹を開けると麦の他にコマセもぎっしり詰まっている事が多い。
そりゃガチガチに固かったり、大きかったりすればなかなか口にはしないだろう。
コマセに練り込んでやり、小さく針へ付ける。
G2のウキ、ヨリ戻し下にG3で、馴染むとジワジワとサスペンドしていく設定。
そこから張り、送りを繰り返し、最終的には少し這わせた上で誘いを掛ける。
潮が少々変化し、「あそこに溜まっているだろう・・・」ってな場所で少々誘いを入れると・・・「ギュン!!!」と一気にロッドの3#まで絞り込まれる。
「おっとっと」
ロッドを立て、まずは竿尻を前に出してみたが、魚は暴れず良い感じで浮いて来た。
思ったより3番に余裕があるというか、パワーがあるというのか・・・。
早春の一発目に新しいロッドで掛ける快感。もう満足である。
「末永く宜しく」って感じ。
その後は風が南西に回った事や、潮が止まった事もあって釣り辛い状況に。
相変わらずのナイスタイミングでヒロ兄が見回りに来たため、迷わず乗船し、漁港周りの浅場へ移動する事にした。
タナゴ島でも潮は殆ど動かず、状況は朝と全く一緒。数投目からタナゴ連発。
ただし、水温は13度もある事から、チヌの活性に少しながらのスイッチが入れば間違いなく連発するだろう。
リハビリを兼ね、片手で遠投してコマセを合わせたり・・・アンダーで大遠投してみたり・・・あぁ、癒されるなぁ。よし、そろそろ。
こちらでも同じようにネリエをハワセ気味にしながら誘いを繰り返す。
お昼頃だったかな。やはり同じように穂先へ聞くと同時に「ギュイン!!!」と一気に持って行かれる。
1尾目よりはかなりサイズアップした感覚だったが・・・あれれ?
竿を立て、程なくすると簡単に浮いてしまったのだが、なんか変だ。
良く見ると、チヌはチヌなんだが、頭が異様に大きく、それでいて春なのに痩せていて・・・でも長く、軽く50cmはありそう。
ただ、何よりも頭に浮かんだのが「うむ・・・何か不味そう・・・どうしよう」であった。
その気持ちが通じたかどうか分からんけど、タモに手を掛けた瞬間に「プツン♪」
「あぁぁ、外れちゃったよ」
根に当てた訳でもないし、何だろうと仕掛けを見ると、針の「かえし」部分から折れていた。
ネリエが影響していたか分からんけど、唇の固い部分?に掛かっていたのかもね。
時間の経過と共に、初夏を思わせる様な暑さに。
ジャケットを脱ぎ、しばらく磯の上で久しぶりの加茂磯の景色を堪能する。
さて、今年も楽しみだな。
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表紙で登場しております。
立ち・・・いや、興味のある方はご購入よろしくですm(__)m
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