2014
05/23
分けてもらった日・・・
釣行記 / comment : 0 / trackback : 0
その後、何度か釣りには行ったのだけど、天候の悪さにも後押しされ全くといって良いほど釣れない日が続いた。
MFGに参加すべく庄内浜へ行ったり・・・
戻ってから、紀州釣りのホームである船川港へ行ったり。
でも、沖堤防ではエサすら取られなかった。
それでも、能代の愉快な夫婦と楽しい時を過ごしたり、船川沖堤にて「あれ?何か似ているのだが・・・」と思っていたら、あの憧れだった高木道郎さんから話しかけて頂いたり、釣果はさておいて楽しい釣行が2回ほど。
皆にも言われるのだが、どうにも長男坊3連発を食らってから調子が変な感じではある。
いや、天候も長男3連発も言い訳だなぁ。
釣る人は釣る。
これは庄内浜でのこと。
今年は勢いがありそうだねぇ、浅野さん。
昨年のチヌ単価が考えられんよ(笑)
そして家に帰ると、お隣の釣りが大好きな旦那さんは、54cmのビックママを釣り上げ、大会で優勝しているし。それは立派な年無しだった。
さてさて、どうしようかな・・・。
そんな初夏へ向かう穏やかな平日、三男君を学校へ送り出し、長女を幼稚園へ届けてから一人でホームへ向かった。
迷っている時はホームなのである・・・でも、配合はグレ仕様。
もちろん、グレ釣りが好きなせいもあるが、配合に関しても大好きな"グレ"へ回帰して、迷いが少しでも減ればなぁという事なのである。
そして向かった磯も、数ある加茂沖磯群の中で、最も好きな「べったら」へ。
そこでは、この男が待ち構えていた。
釣り歴はまだ浅いが、僕の知っている人の中では、恐らく今1番釣りに対して情熱的な男である。
よくメールも来るのだが、時には笑ってしまうような悩みや質問を受け、懐かしささえ感じてしまう。
僕も15年前はこんな感じだった。三度のメシよりも女房よりも釣りが好きな時代。
そして、千葉の友が励ましの時に良く話してくれた言葉。
「情熱の維持は、それだけでもう立派な才能だよ」
決して薄れている訳ではないが、頭に余計なことが入り過ぎる今日この頃。
それは、当然会社の事であり、家族の事、息子の事・・・時には釣りが頭の中から追い出されてしまうのだ。
そんな事もあり、何となくではあるが、昔を思い出すためにも彼に連絡を入れて一緒に竿を出させてもらう事にしたのである。
恐らくは全く同じタイプの人間のため、とにかく会話が弾んでしまう。
「ふぅ、やはりホームはいいな・・・」
9時半過ぎに、ようやく竿を出し、フグや根魚を釣り上げ、小型ではあるが、チヌが釣れた。
う~ん・・・やはり自分的にはグレ用の配合の方が掴みやすいな。
そりゃ水深や潮流、シケ具合で使い物にならん場合もあるかもしれんが。
熱き男も、本日5尾目となるチヌを釣り上げる。
「おぅおぅ、誰だっけ?チヌは絶滅したとか言ってたの(笑)」
「きしさん、1年分のチヌを釣ってしまったっす(笑)」
日が傾き始める・・・ごっつい男同志の、素敵な時間が終了。
「きしさん、ありがとうございました!」
「おぅ、またね。こちらこそありがとう」
体もデカいが、存在感もデカかったのか、独りの磯が何となくいつもより広く感じた。
あんなに狭い磯なのにね。
その後、フグが連発し・・・潮が南へ飛び・・・早めに竿をたたんで磯へ座る。
「うん、今日は無理してでも来て良かったな・・・ん?ゲッ!」
念のため持ってきていた会社の携帯電話が、いやおうにも現実へ引き戻す。
やれやれ。
ま、明日からまた頑張るか。
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