きょうは寒いっすねぇ〜
では、続きを書きますか。
大学受験の為、新幹線に乗りました。
当時は秋田新幹線も無く、しかも大宮〜上野間はまだ工事中だったので、特急で盛岡まで行き、新幹線は盛岡〜大宮間、大宮からは在来線というルートでした。
盛岡から新幹線に乗ると、窓の外(ホーム)が何やら騒がしい…キャーキャー言ってる女の子がいっぱい居ます。勿論ワタシの見送りとか応援なワケないし、何事かと思ったら、サングラスを掛けた人やら同じスタッフジャンパーみたいなのを着ている人たちがドヤドヤと車両に入ってきました。
背中には「KIYOTAKA SUGIYAMA&ナントカ…」と書かれています。
「あ〜あ〜はいはい、なんかそういうグループあったな。杉山清貴&…なんだっけ、男鹿までドライブ…じゃなかった(笑)、オメガトライブだ」
ご一行は、ワタシの席の通路を挟んで隣の辺りにみんな座ってます。発車してからワタシもヒマだったので、隣の方(マネージャーさん?)に話しかけてみました。
(smoker)「あの〜、オメガトライブの皆さんですよね?」
(マネージャーさん?)「え?あ〜ハイ、そうですよ」
(smoker)「盛岡でコンサートだったんですか?」
(マネージャーさん?)「そうそう」
(smoker)「ボクもバンドやってるんですよ」
(マネージャーさん?)「ふ〜ん、楽器なにやってんの?」
(smoker)「あ、ドラムです」
(マネージャーさん?)「あ〜そう、後のこの人(後の座席を指さし)ドラムだよ」
(後の方)「ドラムやってんだ。これから何処行くの?」
(smoker)「受験で東京に…」
(後の方)「あ〜そう、頑張ってね」
(smoker)「ドラムの話しとか、教えてもらえませんか?」
(後の方)「あ〜良いよ、ヒマだし」
…そのお方はワタシの隣の席に座り、いろいろと気さくに話してくれました。ってか、何を話したのか今となってはあんまり覚えてないんですが、どういう練習してるかとか、TOTOのジェフポーカロが好きだとか、いろいろと教えてくれました。最後にA4くらいの大きさの「VAN」と書かれた巾着袋の裏側に、メンバー全員のサインを書いてくれました。
※ちなみにその方は「廣石恵一さん」という方で、現在はクレイジー・ケン・バンドでドラムを叩いてる方です。
そんなこんなで浮かれた状態で受験しましたが、当然のように全部落ちました(笑)
結局浪人することとなったワケですが、予備校に入ったものの予備校には殆ど行かず、カワイ楽器でバイト、バイトが無い日は図書館で勉強のフリ&昼寝…という毎日。
翌年、再度の受験となったワケですが、第一志望・第二志望と落ち(笑)、いわゆる「滑り止め」として受けた学校にかろうじて引っかかりました。
でも、大学に合格したことよりも、「東京さ行げる!」ことが何より嬉しかったのです。
「プロドラマーになる!ってか、なれる!(笑)」と勘違いした「夢」が少し現実味を帯びてきたハズでした。
…うがぁ〜、また長げぇなぁ…
今回はこの辺で。
次回予告:「東江戸川大学!」…ってか、ドラムのこと殆ど書いてねぇじゃんコレ…良いのか?こんなので(笑)
コメント
投稿 : 弟(本人)です|2006-11-13
ドラムのこと 【その2:アニ東京さ行っただ!!】
杉山清貴&オメガトライブ
このバンドは、アーバン・ポップス界のスーパーバンドでした。
受験で上京する新幹線の同じ車両に、プロミュージシャン御一行様が乗ってきて、ドラム談義をするわサインをもらうわという段階で、きっと「受験」などはもうどうでもいい状況になったと思われます。
オフコースに続いて安全地帯のレコードが増え、杉山清貴&オメガトライブのレコードが全部揃う・・・。浪人生なのに楽器屋さんバイトを始め、家でドラムを叩く機会を減らしたように見せかけて、実は常に音楽が周りにある環境で受験勉強。英語の単語より、楽器の値段を覚えるのが得意な受験(浪人)生。
でも滑り止めでもなんでも、本当によく大学に受かったね!自分の部屋で遅くまで明かりをつけて勉強ではなく、ドラムマガジンを熟読した成果ですよ、ホント。
そしてアニは20歳になるちょっと前の日に、「東京」ではなく、千葉県の街に旅立ったのでした。
次回予告:「某女子大学の近くの大学!」
投稿 : 一途|2006-11-13
アハハハハ!!
おもしろい!兄弟愛だ!
細かい解説がよりリアルでナイスです。
つづき首を長くして待っています(笑)。
投稿 : BUZZ|2006-11-13
こんにちわ〜!
「浮かれた状態で受験しましたが、当然のように全部落ちました(笑)」ってとこ、
思わず 笑ってしまいました!
ごめんなさい....。
続き 楽しみにしてま〜す。
投稿 : 弟(本人)です|2006-11-13
補足ですが・・・
我々兄弟は、杉山清貴&オメガトライブを今でも大好きです。「プロミュージシャン」というものの存在を、心の中に強烈に意識付けてくれたきっかけとなった、永遠の憧れであります。
杉山清貴&オメガトライブは1985年に解散してしまいましたが、2004年に3ヶ所限りの復活再結成ライブを行ないました。
解散ライブ・再結成ライブともDVDで発売されていますので、よかったら両方観て下さい。特にドラムの廣石さんの変貌ぶりにはビックリ!クレイジー・ケン・バンドのリズムマスターとしての存在感を存分に見せてくれます。
投稿 : smoker|2006-11-13
>一途さん
ようこそ!弟ともども、いつもお世話様です。
弟のコメントはあまりに具体的過ぎてヤバイので、サラっと流しで(笑)
>BUZZさん
いやいや、笑って頂いてかまいませんよ(笑)
実は「当然のように全部落ちる」とは思ってなかったんですよ。
「まぁ、いくらなんでも、1つぐらいは」と思ってましたが、世の中そう甘くはないですね。
投稿 : かっこと|2006-11-13
RCサクセションのコピーをやっていたのは意外でした。先輩、「宝くじは〜」大好きなのに。ではでは。
投稿 : smoker|2006-11-13
>かっことくん
いらっしゃ〜い。
初めて「コンサート」なるものを見に行ったのは「RCサクセション」でした。高校1年生の時だったと思います。
格好よかったなぁ〜
そういえば、忌野清志郎って喉頭癌?になっちゃったらしいですね。
復活してくれることを祈ります!
投稿 : to-line|2006-11-14
やっぱり面白いッス!!
それにしても懐かしいなぁー。
当時がフラッシュバッグしてきました。
「東京」ではなく千葉県ってのに爆!!
かく言う僕も、恥ずかしすぎる年代になるまでTDLは東京だと思ってました^^;
投稿 : smoker|2006-11-14
>to-lineさん
まぁTDLも県境ですからねぇ。
会社の帰りの電車から、よくTDLの花火が見えました。
以前住んでいたところの近くに、今でも出張時の宿泊で時々泊まることがあります。
万葉集に出てくる「真間の手児奈」縁の地で、朝の散歩が気持ちいい所です。