9月上旬、ワタシの自宅パソにNHK秋田放送局から一通のメールが届いた。

ネットで「男鹿のアオリイカ釣り」について検索していたところ、どういうワケかワタシのブログを見つけたとのことで、いろいろと教えて欲しいとのこと。
「まぁ、わかる範囲で良ければ…」と幾つかのご質問にお答えし、その時は二度程のやり取りをしましたが、その後はワタシも釣りやらお仕事やらで、その様なメールが来ていたコトもすっかり忘れておりました。

それから丁度一か月程過ぎた10月上旬、またもやメールが届きました。

「あきた食べもの紀行という、県内の旬の食材や食文化を探しながら旅をする、およそ１０分ぐらいの番組で、「アオリイカ」でできるのでは？と、取材中でございます。」とのこと。

…なるほどね。
で、食材を提供する…そういうコトですな。
と思ってました。

その後、ある日の夕方にディレクターの「い〇まちゃん」（ちゃんで失礼！）から電話があり、「シャクるってどういう風にするんですか？」「ノットって何ですか？」という感じだし、たまたま車の中にエギやロッドなどを少し積んでいたし、電話で説明するのは無理かな？ということで「では、これからNHKさんに行きますわ」とお邪魔することに。

NHK→山王にある。
と思っていたワタシですが、今は秋田駅の東口にあることをこの時初めて知りました^^;
というか、こないだ隣のALVEで演奏していたのに知らなかった（大汗）

会社に置いてあった「アオリイカ地獄」を数冊持ち出し、ロッドやエギを持ってロビーでお話し・説明すると、ディレクターさんも何となく雰囲気が掴めてきた？っぽい感じで、「是非一度、実際に釣りをしているところ・アオリイカを見てみたい」とのこと。

…ということで、こないだの実釣プレ取材となったわけであります。

しかし、この時点ではまだあくまで企画段階。
実際にそのコーナーで「旬の食材」として取り上げるのかどうかも、正式には決まっていないという状況。
ワタシも「食材用のイカを数杯提供とかなら、ヘタレっぱなしのワタシがダメでもノッポさんはじめ、皆さんにお願いしたら何とかなるだろ」程度に思ってました^^

…が、後日ディレクターさんから電話があり、「アオリイカ企画でいきます^^で、smokerさんに番組に出て頂きたいのですが」と、驚愕のご依頼を受けたのです。

はてさて、どうしたもんでしょう。
このBLOGの写真にもあるように、そしてお会いしたことがある方々なら皆さんお解りでしょうが、このヒゲ面・やや茶髪（白髪染め）の加齢臭漂う只のオッサン、しかも今年は常にヘタレっぱなしのワタシが、テレビになんぞ出ても良いモノでしょうか？

もっと上手で確実に釣る方もいるでしょう。
もっとカッコ良い、若い方もいるでしょう。
もっと爽やかな、映える方がいるでしょう。
etc

どう考えても、ワタシが出るべきと思われる要素はないでしょう。
「いやいやいや、い〇まちゃん、それはナイナイナイナイ」
しかし、「smokerさんでお願いしたいのです！」…と。

…ん〜
ディレクターの「い〇まちゃん」…
こないだのプレ取材も、連日の激務にもかかわらず、しかも自宅はスゲー遠いのにめっちゃ早起きしてきたし。
その前、ワタシがNHKへ行ってお話しした際も、熱心にメモを取りながら聞いていたし。
「良い番組を作ろう」とする想い、その真摯な姿勢を思い出し、引き受けることにいたしました。

以前FM秋田で毎週一回・2年間の間、たった10分の番組の原稿を書き・喋りをするのにも、あれほど綿密に流れを考え、一つの番組・コーナーを作った時の大変さを思い出しましたが、い〇まちゃんは更に映像も使っての番組…
普段ワタシらは何気な〜くテレビを見てますが、一つの番組でも、たった15秒のCMでも、無から創りあげていくということは例え仕事だとしても大変な作業の連続です。

ワタシでは役不足なのは百も承知です。
ヘタレる可能性が大なのも、視聴者の方々から「ムサいオッサンを出すな！」などと苦情が来る可能性も、結構な年数釣りしてるのに全然上手くないのも良く分かってます。

でもワタシが協力することで、一つの番組となり得るかもしれないし、「イカ釣り面白そうだな」「やってみようかな」「美味しそうだな^^」「へ〜そんなイカも居るんだ」など、今まではアオリイカに無縁な方が何かしら興味でも持ってくれれば良いかな？と

ということで前置きがヒジョーに長くなりましたが、こういう経緯があり、「ニュースこまち　あきた食べもの紀行」「日本海の高級イカを釣れ！！〜男鹿・アオリイカ」編に出ることになったのでした。

次は先日24日（金）に行われた撮影時のヘタレっぷりを書きたいと思います^^